ちなみにワタシは低血糖だったりするけど…

 自民党の中川政調会長は20日、静岡県浜松市で講演し、北朝鮮の核実験問題に関連し、「あの国のあの指導者(金正日(キムジョンイル)総書記)は、ごちそうを食べ過ぎて糖尿病だから、(日本攻撃を)考えるかもしれない。『おいしいものが食べられなくなった。日本からウニやマグロが入らなくなった。頭に来た。やってしまおう』と思いかねない人だ」と発言した。
 そのうえで、「そういうことが起こらないようにするために、制裁もいいけども、(核保有の)議論をすべきだと確信している」と改めて主張した。
 中川氏はその後、記者団に対し、「糖尿病」発言について「国民が貧困にあえぐ一方、指導者のぜいたくざんまいはおかしいという趣旨だ」と釈明した。
(2006年10月21日1時27分 読売新聞

 ……中川さん、あなた。
 とにかく核アレルギックな世論とマスゴミとに大変話題になってるわけだけど、月並みながら自分も、非核三原則は絶対に守らなくてはいけない最後の壁だという考えは譲れない。ただ、核と聞くだけで全てNO!語ることもNO!考えるのもNO!というのはどうだろう…と常日頃から考えてきた。確かに自分たちは戦後生まれの戦争知らず。戦争なんて遠い国の出来事…で育った来た。だからこそ恐ろしさを知らないと言われればそれまでだろう。それに実際に核を、戦争の恐ろしさを知る人にすれば、そういった単語や議論だけでも見たくもないし、聞きたくもない、となるのも至極当然のことのように思う。ただ自分たちはそうであってはいけない。どうして核はいけないのか、それを議論せずに何をしようというのか。だからこそ大いに議論は結構、そう思う。
 こういった自分の考えもあってか、地元選出議員wということもあってか、中川さんには今回の問題でも言いたいことをきちんと言ってくれ、と思ってきた。
 で、でも…。新聞なんてブンヤの書き方一つで180度内容も変わってしまう。だから最初に発言が槍玉に挙げられたときも、恣意的な見出しに文章だったことも確かだし。だけれど、こう何度も誤解を招くようなことを「書かせる」ようでは、正直心配になってしまう。実際は氏は核武装にはもちろん反対なのだろうし…
 単に誤解を招きやすいだけなのか。それとも…。自分たちには真意を、マスゴミなんかのフィルターを通さずに語って欲しい、聞かせて欲しいと思うのです。
 そういえばこの前の衆院選の演説の時には、氏に握手をしてもらったんだけど、もの凄い握力だったのを覚えている…。