過去に書いたものを見て、あまりにも恥ずかしく、でも結局何も変わっていなくて…変わることもないのに何のために生きているのかしらと、また結局従前と変わらない疑問を死ぬまで抱き続けるのだろうな。

まぁ何のために生きているのかしらと問われれば、まだ家族が存命しているからとしか答えを持たないような人間なので、大して何も考えてないとしか言いようがない。

まぁいい具合に感受性も鈍り、トゲトゲしていた過剰な自意識も切れ味が落ちた頃、何かを根拠とする自信を持たない自分を守るための強すぎる自己愛も薄れ、生きやすいっちゃ生きやすくはなった。

単に消極的で受け身であるだけなのを、自己犠牲的だと勘違いし、何となく自分の長所であるかと捉えていた欠点も、逃げてきた他者との関わりの中ではじめて気づいたことでもあるし、なんだかんだ言って他者との関係の中にしか自己を見出せない生き物なんだから仕方がないのかも知れないね。

しかし、結局これだけ生きてきても、多分に人一倍希求してきた場所も存在も一度も手に入らなかったし、手に入れたと錯覚した瞬間に消えた。持てる者からの甘言にまんまと騙され、それでも諦めなければと挑むたびに結果は裏切られ、もはや人生を持て余しているよ。

疲れる。