クラッシュ

本質的な人間関係を避けていると、いつの間にか石みたいに頑固になってしまって、まるで見ざる、聞かざる、言わざる…だっけ。ぶつかり合うことも、交わし合うことも、もの凄いエネルギーが必要で、毎日気付かないうちにすり減ってしまったら、そういうことを無意識に(あるいは意識的に)避けるようになっていた。
最近ではすっかりフラットだ。何もかも。仕事も、無いに等しいプライベートも。モチベーションってのは他からどうこうされるものではなく、自分自身で定める立ち位置みたいなものなのに、いつの間にか責任転嫁して自分を慰めているよ。
本質的に関わらず、システマティックに自分の経験からパターンを定めながら次々と目の前の事象を片付けていく。レギュラー、ルーチン、凡庸…ひどいな、これはw

思いがけず懐かしい繋がりが舞い込んで来て、決まったものなんて何もなくて、瞬間が手探りの連続だったあの頃を思い出していた。毎日キャパシティオーバーで、体も心も思うように動かなくて。それでも明日を思うと興奮して眠れなかった。そんなあの頃を思い出していた。
これは毎日に疲れた凡人が、理想やきれい事で虚勢を張りながら、眠る前の瞬間にふと思うセンチメンタリズムに過ぎないんだろう。心身がバランスを取りたがっているだけなのかもしれない。
壊すことに疲れたら、創ってみる。そして完成を見ずにまた破壊する。我ながら悲しい性だな、と思う。