ルーツ

近頃旅に出たくて堪らなくなる。今までこんなに強い衝動はなかったよな、というくらい。仕事が早めに終わったら、夜勤務で明けの日とか、寝るのも惜しくて出かけたい。そんな感じ。
せっかく長野に来たのに、こんなに歴史のある地域なのにどこにも行かないなんて勿体ないと気付いた。早速先日から善光寺やら松本城やら巡っているところです。
気付いたのは自分が寺や神社好きなんだなーと言うこと。善光寺なんて、写真やガイドブックで見ても正直そこまで興味が沸かなかったし、お年寄りが参拝しているイメージだったけど、行って本当に良かった。本当に、最近の自分の中のテーマである「日本人である自分」を探す旅になったと思う。どうしてか非常に懐かしくて、帰りたい場所…そんな感じだった。世間は靖国がなんだとうるさいが、自分のルーツを起源を支え、今の世がある。そういう至極当たり前のことを支えてくれた先祖に参ることが誰に責められよう。善光寺でも戊辰戦争から第二次世界大戦までの犠牲者を供養している日本忠霊殿という施設がある。自分は迷わず全ての犠牲者に、全ての今の自分のルーツに祈りました。
自分が言うのも何だけど、本当に政治をやりたくて、国民のための革命がしたくて、ではなくて家柄、血筋みたいなもので政治家になったような、自分を持たないようなどこぞの誰かが新しい自民党総裁に選ばれた様ですが、多少の違いはあれど誰がなっても…という感は拭いきれていない(個人的には誰かと言われれば麻生氏だったけどw)。ただ「(アメリカのための)美しい国」を唱え、甘い言葉で巧みに世論を操作しようとする辺り、やり方は変らず続くようだけど、正直首相になっても短命な気がするのは自分だけだろうか。
流しすぎた多くの血のためにも、日本は平和主義を堅持しなければならない。だけど非武装でそれが成し遂げられるほど世の中は温くなく、性善説を支持することすら許されない風潮。
だけれど、それでも…そういう可能性に懸けるのが人間なのでは、日本人なのではないだろうか。
そういう気持ちを新たにした半日旅行でした。
例によってやたらと写真UP→http://f.hatena.ne.jp/pansypunkz/