イギ

なんかお腹張る…多分昨日食べ過ぎたせいだろうな。調子に乗って魚食べ過ぎた。実家と違ってスーパーに並ぶ魚も違うし、値段が尋常じゃない。長野県って物価高いのか?
トラウトサーモンの刺身が好きだったけど、こっちじゃあんまり置いていない。回るすし屋行くとサーモンの寿司は絶対。安いけど脂がのってて満足できるんだ。あとは玉子。この2つのネタあれば十分だったりする。
最近寝ても覚めても、地元のことばかり考える。帰りたいな。来月になったらやっと遅い夏休みがもらえるらしい…。そうしたら帰れるかな。家族に会いたい。
今日「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」のDVDが届いた。メイキングを見ながら、やっぱり故郷の景色だということに気付いて、ますます切なくなる。昔米軍の無線基地(ロランC局?と呼ばれてたような気がする)の方面に行くとその牧場はあった。自治体運営の模範牧場で、だだっ広い丘陵状の草原に、牛が飼育されている情景が印象的だった。そして海側の展望台。灰色の空と、同じく灰色の砂浜に打ち付ける波は、いつも荒々しかった。小さな頃は海水浴も出来たと記憶しているけど、いつしか海水浴も出来なくなって、砂浜はいつも寂しげだった。
特に目立った観光も、特産物もなく、年々過疎化の進む田舎の小さな町だったけど、それでも自分にとってはいつも故郷だ。住んでいた頃は、田舎特有の閉塞感や雰囲気が嫌いだったけど、そんな否定的な感情すら今は懐かしい。
上の方にある閉山した鉱山跡や温泉、小さな集落に不釣合いなハコモノ施設に道路…なんだろうなぁ、今でもあの町に暮らす人が居るってことだけでも、堪らなく愛おしくなる。
あの景色を、カンヌの人たちに知ってもらえただけでも、素敵なことだな。