ならどんな状態が安全なんだろう

 2日午前9時半ごろ、大阪市都島区中野町5丁目の市営地下鉄谷町線天神橋筋六丁目―都島駅間で、八尾南発大日行き電車(6両編成)の運転士から「天井付近から火の粉のようなものが落ちてきた」と市交通局に連絡があった。同線は直後から約50分間運転を見合わせた。上下合わせて25本が遅れ、乗客約1万8000人に影響が出た。

 公共交通が安全だという幻想が幻想に過ぎないとみんなが気付き始めたのはいつ頃だろう。というか、元からみんな知っていたのかな…。車で出かけるよりは、事故もないし安全だし電車で行こうよ…なんて選択肢、あったような気がするんだけどなぁ。
 そりゃそうと先日京都で地下鉄(京都市営地下鉄東西線)を利用する機会があった。ホームドアだし、転落・飛び込みなし、安全…なイメージですが、二条から三条京阪まで利用した際に、京都市役所前駅で停車位置(ホームドア)から10メートルくらいズレて停車!!乗降口をホームドアに合わせるためにちょっとバックして…ということがありました。ホームドアだけが先に開き、1分くらいそのままの状態で待機…。い、いつもこんなんじゃないよね?偶然だよね??…他の乗客も苦笑いといった感じでしたが…。
 てっきりコンピューター制御の自動微調整みたいなのをイメージしてたんですが、あれも運転手さんが、人の手でやっているんだなぁとしみじみ。どんなに技術が進歩しても、最後は人の手。人間が係わる以上はエラーは免れません。ただそのエラーを出来るだけ少なく、かつ人命に関わるようなリスキーなものを減らしていくということが、リスクマネジメントであり、今一番この手の公共交通に欠如していると指摘されている部分なのでは…と感じています。関西は特に鉄道の競争が激しい所として有名だけど、命とスピード、どっちを取りますか、というところで、利用者がきちんと安全を主張していないと、気付けば安全より数字優先になっていたり…ということもあり得るんだろうな、と。
 まぁ社会的インフラといっても、命には関わらない?だろう携帯電話業界なんかは、思いっきり競争してぐちゃぐちゃにして欲しいと思うけど…。さすがに競合だけでなく、国からも目付けられてるソフトバンク、出だしから苦戦している模様で…がんばれ!って話がずれちゃいました。